【活用ガイド】

JVNDB-2003-000039

Red Hat Linux の useradd command におけるパーミッションの設定に関する脆弱性

概要

Red Hat Linux に含まれている shadow-utils に付属する useradd コマンドには、ユーザアカウントの新規追加を行う際に、同時に作成されるローカルのメールスプール (/var/spool/mail/ユーザ名) のパーミッションを設定してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
レッドハット
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  

想定される影響

新規に作成されたユーザ用のメールスプールの内容を改ざん、参照される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1509
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1509
  2. SecurityFocus : 6897
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年07月30日]
      影響を受けるシステム:ミラクルリナックス (shadow-utils (V2.x)) の情報追加。
      ベンダ情報: ミラクルリナックス (shadow-utils (V2.x)) 追加。