【活用ガイド】

JVNDB-2003-000020

Sun Solaris の at コマンドにおける競合状態の脆弱性

概要

Sun Solaris に含まれている at コマンドには、 '-r' オプションの引数として与えられた内容の妥当性のチェックが不適切であるため、コマンド用のジョブスプールディレクトリの範囲外のファイル削除をすることが可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 2.6 (sparc) 
  • Sun Solaris 2.6 (x86) 
  • Sun Solaris 7.0 (sparc) 
  • Sun Solaris 7.0 (x86) 
  • Sun Solaris 8 (sparc) 
  • Sun Solaris 8 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 

想定される影響

任意のファイルを削除される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 50161
  • Sun Alert Notification 日本語版 : 50161
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2003-1073
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2003-1073
  2. SecurityFocus : 6692
  3. SecurityFocus : 6693
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載