【活用ガイド】

JVNDB-2003-000017

FTP クライアントのファイル処理における任意のコマンドを実行される脆弱性

概要

殆どの UNIX 由来のオペレーティングシステムに含まれる FTP クライアントでは、パイプ文字 '|' で始まるファイル名の取り扱いに不備が存在し、パイプ文字を除くファイル名をシェルコマンドとして解釈して実行してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 3.2 
  • IBM AIX 4.1 
  • IBM AIX 4.2 
サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 2.6 (sparc) 
  • Sun Solaris 2.6 (x86) 
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.00 
  • HP-UX 11.04 
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.22 
レッドハット
  • Red Hat Linux 6.2  
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  

想定される影響

FTP クライアントを使用しているユーザの権限で任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM サン・マイクロシステムズ
  • サン・マイクロシステムズ株式会社 : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
ヒューレット・パッカード レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-1999-0097
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-1999-0097
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#258721
  3. Secunia Advisory : SA11843
  4. SecurityFocus : 396
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載