【活用ガイド】

JVNDB-2002-000358

 tcpdump, libpcap にしかけられたトロイの木馬

概要

日本時間 2002 年11 月11 日(月) 19時ころから数日間に渡って、 www.tcpdump.org において配布している tcpdump, libpcap のソースパッケージが改ざんされ、トロイの木馬がしかけられていました。また、いくつかのミラーサイトからも同様の状態で配布されていた可能性があります。
なお、www.tcpdump.org において、改ざんされたパッケージの配布が停止されたのは、日本時間 2002 年 11 月14 日(木) 0 時頃です。

改ざんされたソースパッケージから tcpdump, libpcap をコンパイルすると、コンパイル中にプログラムが起動し、ある特定の IP アドレスのポート番号 80/tcp, 1963/tcp に接続します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


The Tcpdump Group
  • tcpdump

想定される影響

遠隔から第三者が tcpdump にしかけられたトロイの木馬にアクセスし、tcpdump をコンパイルしたユーザの権限を取得する可能性があります。
対策

ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVNCA-2002-30
  2. CERT Advisory : IN-2001-06
更新履歴

  • [2009年04月03日]
      掲載