【活用ガイド】

JVNDB-2002-000310

FTP クライアントにおけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

様々なオペレーティングシステムに含まれている wget や FTP クライアントには、 NLST コマンドに対するレスポンスかどうかを適切に検査しない問題により、クライアントの作業ディレクトリを越えたダウンロード先にファイルを転送される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Cobalt RaQ4
  • Sun Cobalt RaQ550
  • Sun Cobalt RaQXTR
レッドハット
  • Red Hat Linux 6.2  
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  

想定される影響

FTP クライアントを利用するユーザの権限で任意のファイルを上書き、もしくは作成される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1344
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1344
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#210409
  3. SecurityFocus : 6352
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載