【活用ガイド】

JVNDB-2002-000282

Microsoft Internet Explorerの PNG形式ファイルにおけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer に含まれる pngfilt.dll の 6.0.2600.0 以前のバージョンには、IDAT ヘッダの処理に不備が存在し、この dll に含まれる inflate_fast() 関数には、PNG 形式のファイルの "deflate" 圧縮されたデータストリームに無効なデータが含まれていた場合に、ヒープ領域でバッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 5.5
  • Microsoft Internet Explorer 5.01
  • Microsoft Internet Explorer 6
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows 9X 98  
  • Microsoft Windows 9X me  
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (workstation) 
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

"deflate" 圧縮されたデータストリーム内に悪意あるコードを埋め込んだ PNG 形式のファイルを標的ユーザに閲覧させることで、任意のコードを実行される可能があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS02-066
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS02-066
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1185
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1185
  2. SecurityFocus : 6216
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載