JVNDB-2002-000264
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Microsoft IIS のスクリプトに対する不適切なアクセスパーミッションにより不正な .COM ファイルがアップロードされる脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Microsoft Internet Information Services (IIS) 5.0 のスクリプトに対するアクセスパーミッションは通常の仮想ディレクトリに対する読み込み、書き込みパーミッションに加えて設定され、書き込み可能な仮想ディレクトリに対してアップロード可能なスクリプト、.ASP 形式のファイル、あるいはそれ以外の実行可能なファイル形式であるかを判断します。
しかし .COM 形式のファイルが実行されないようにするアクセスパーミッションの設定に不備が存在するため、仮想ディレクトリに対する書き込み権限と実行権限を持つ攻撃者は、この形式のファイルを利用してファイルのアップロードやスクリプトのソースの閲覧がリモートから実行可能になります。
この問題を利用する攻撃は、システム管理者が 1 つ以上の仮想ディレクトリで全てのユーザに対して書き込み権限、実行権限を与えている場合に実行可能になるため、デフォルト状態の IIS 5.0 は影響を受けません。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2002-1180
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1180
- SecurityFocus : 6071
- SecurityFocus : 6068
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