JVNDB-2002-000261
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Sun Solaris の WBEM におけるサービス運用妨害 (DoS) および権限を取得される脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Solaris 8 1/01 以降 には、以下の Web-Based Enterprise Management(WBEM) サービスを提供するパッケージが同梱されています。
SUNWwbdoc
SUNWwbcou
SUNWwbdev
SUNWmgapp
これらのパッケージに含まれるファイルには特定のグループに所属しているユーザに書き込み可能なパーミッションが設定されているファイルや、すべてのユーザに書き込み可能なパーミッションが設定されているファイルが存在します。
不適切なパーミッションが設定されているファイルは、/usr/sadm および /usr/demo/wbem ディレクトリ内に格納されていることが判明しています。
この問題を利用することでローカルの攻撃者は、標的ホストをサービス不能状態に陥らせる、またはシステムの root 権限を奪取する可能性が存在します。
尚、Solaris 8 10/00 以前のデフォルトインストールでは、WBEM パッケージが同梱されていないため、この問題の影響を受けません。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 全面的
- 完全性への影響(I): 全面的
- 可用性への影響(A): 全面的
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サン・マイクロシステムズ
- Sun Solaris 8 (sparc)
- Sun Solaris 8 (x86)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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サン・マイクロシステムズ
- Sun Alert Notification : 48320
- Sun Alert Notification 日本語版 : 48320
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- 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
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- CVE-2002-1590
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1590
- SecurityFocus : 6061
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