【活用ガイド】

JVNDB-2002-000260

Kerberos Administration におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Kerberos 4 administration プロトコルを取り扱うコードには、リクエスト内に含まれるデータの妥当性を十分に確認せずに memcpy() 関数を呼び出し、データをそのままこの関数の引数として利用してしまう問題により、意図的に作成したリクエストを Kerberos に送ることでバッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Linux 6.2  
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  
  • Red Hat Linux 8.0  

想定される影響

管理者権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1235
参考情報

  1. JVN : JVNCA-2002-29
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1235
  3. JPCERT REPORT : JPCERT-WR-2002-4201
  4. CERT Advisory : CA-2002-29
  5. CERT Advisory : VU#875073
  6. CIAC Bulletins : N-009
  7. SecurityFocus : 6024
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載