【活用ガイド】

JVNDB-2002-000224

Microsoft Word のフィールドコード処理における情報漏洩の脆弱性

概要

Microsoft Word には、文書内に情報を挿入するフィールドコード機能に不備が存在するため、不正なフィールドコードを挿入された文書を開いた場合、ローカルファイルの内容を取得されてしまう脆弱性が存在します。なお、Microsoft Excel 2002 にも同様の脆弱性が報告されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Excel 2002
  • Microsoft Word 97
  • Microsoft Word 98 (日本語版)
  • Microsoft Word 2000
  • Microsoft Word 2002

想定される影響

Microsoft Word を実行しているシステム内の任意のファイルを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS02-059
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS02-059
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1143
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1143
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#899713
  3. SecurityFocus : 5764
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載