【活用ガイド】

JVNDB-2002-000212

Microsoft Windows における電子証明書を偽装される脆弱性

概要

Microsoft Windows には、CryptoAPI の実装に不備があり、X.509 証明書の Basic Constraints 領域の確認を十分に行わないため、ルート認証局が信頼できるものであれば、その証明書を信頼してしまう脆弱性が存在します。この脆弱性により、Microsoft Windows が実装する CryptoAPI を使用する全てのアプリケーションが影響を受けます。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000
  • Microsoft Windows 9X 98  
  • Microsoft Windows 9X 98 scd 
  • Microsoft Windows 9X me  
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (workstation) 
  • Microsoft Windows XP sp3 

想定される影響

電子証明書を偽装し、なりすましを行われる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS02-050
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS02-050
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不正な証明書検証(CWE-295) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-0862
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0862
  2. SecurityFocus : 5410
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
  • [2024年02月29日]
      CVSS による深刻度: 内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新