JVNDB-2002-000197
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RedHat Linux に含まれる Libpng の progressive reader におけるバッファオーバーフローの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Red Hat Linux に同梱されている libpng は、PNG 画像形式のファイルへのアクセス及び操作を行う関数群を提供するライブラリです。この libpng において、バッファオーバーフローの問題が存在します。
libpng の progressive reader に複数のバッファオーバーフロー問題が存在します。PNG データストリームにおいて、 IHDR チャンクで示されている以上の IDAT データを含んでいる場合にバッファオーバーフローが発生する可能性があります。この問題により、リモートの攻撃者は、Mozzila などの libpng を使用するアプリケーションをサービス不能状態に陥らせることが可能です。
さらに libpng には、この問題とは異なる問題が存在します。ライブラリ関数に存在する多くのメモリリークおよびバッファオーバーフローを利用される事で、攻撃者はアプリケーションをサービス不能状態に陥らせる、もしくはアプリケーションの実行権限で任意のコマンドを実行する可能性があります。
尚、双方の問題は、次の対策で示すアップデートパッケージを適用することで解消することが出来ます。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 部分的
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レッドハット
- Red Hat Linux 6.2
- Red Hat Linux 7.0
- Red Hat Linux 7.1
- Red Hat Linux 7.2
- Red Hat Linux 7.3
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2002-0728
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0728
- SecurityFocus : 5409
- SecurityFocus : 5059
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