【活用ガイド】

JVNDB-2002-000170

複数ベンダの util-linux パッケージにおける権限昇格の脆弱性

概要

Sun Cobalt RaQ、及び Red Hat Linux の util-linux パッケージには、chfn 、chshコマンドの実行コードである util-linux/setpwnam.c 内のファイルロックシステムの実装に不備があるため、競合状態を発生してしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Cobalt RaQ2
  • Sun Cobalt RaQ3
  • Sun Cobalt RaQ4
  • Sun Cobalt RaQ550
  • Sun Cobalt RaQXTR
レッドハット
  • Red Hat Linux 6.2  
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  

想定される影響

/etc/passwd を書き換えられることにより、不正に権限を昇格される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-0638
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0638
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#405955
  3. SecurityFocus : 5344
  4. ISS X-Force Database : 9709
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2002/07/29
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01