【活用ガイド】

JVNDB-2002-000118

Sendmail のファイルロック処理におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Sendmail で利用されるいくつかの重要なファイル (map, alias, statistics, pid ファイル) のデフォルトのパーミッションの問題により、Sendmail がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Sendmail Consortium
  • sendmail 8.9.1
  • sendmail 8.9.3-3slink1 およびそれ以前
  • sendmail 8.10.2 およびそれ以前
  • sendmail 8.11.6 およびそれ以前
  • sendmail 8.12.3 およびそれ以前

想定される影響

悪意あるローカルユーザにより、ファイルロック処理を利用して対象の重要なファイルをロックされてしまうことで、Sendmail がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより対策が公開されています (sendmail 8.12.4 で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ただし、バージョンアップの場合では、パーミッションに問題がある重要なファイルが上書きされないため、パーミッション変更する必要があります。
ベンダ情報

Sendmail Consortium
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-1827
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-1827
  2. SecurityFocus : 4822
  3. ISS X-Force Database : 9162
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載