【活用ガイド】

JVNDB-2002-000070

LogWatch における任意のコードを実行される脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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LogWatch は指定された期間のシステムログを解析し、レポートを作成するためのソフトウェアであり、RedHat Linux 7.2 に標準で実装されています。
このソフトウェアは cron により呼び出され、標準では採取した結果を root 宛てに送りますが、任意のメールアドレス宛てに送信することも可能です。

LogWatch 2.6 以前のバージョンでは、/tmp ディレクトリ内に一時ファイルを作成する際に競合状態を発生させてしまうため、ローカルユーザに root 権限を奪取されてしまう可能性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Linux 7.2  

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-0162
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0162
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載