【活用ガイド】

JVNDB-2002-000055

GNU fileutils の rm と mv コマンドにおける競合状態の脆弱性

概要

GNU fileutils に含まれている rm コマンドと mv コマンドは、ロック機構が不完全であり、また、不適切に chroot() 関数が利用されているため、競合状態 (race condition) が発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Linux 6.2  
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  
  • Red Hat Linux 7.3  

想定される影響

重要なファイルが削除され、システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-0435
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-0435
  2. SecurityFocus : 4266
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載