【活用ガイド】

JVNDB-2001-000203

複数の UNIX システムの PMTU Discovery 機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

複数の UNIX システムの ICMP path MTU (PMTU = 経路上での最大転送可能サイズ) Discovery 機能には、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム

TCP/IP の PMTU Discovery 機能を持つシステムは、本脆弱性の影響を受ける可能性があります。

オラクル
  • Oracle Solaris 8
  • Oracle Solaris 9
  • Oracle Solaris 10

Oracle Solaris は上記より前のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、2 つのターゲットホスト間で Don't Fragment (DF) フラグだけの ICMP フラグメンテーションパケットを偽造し、他のホストへ伝送する MTU をより低くすることで、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2001-0323
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2001-0323
更新履歴

  • [2012年07月20日]
      掲載