【活用ガイド】

JVNDB-2001-000147

OpenSSH の不適切な鍵証明により認証が許可されてしまう脆弱性

概要

OpenSSH には、送信元 IP アドレスをベースとしたアクセスコントロールの実装に不備があり、認証用の公開キーを /.ssh2/authorized_keys2 ファイルに複数登録をすることが可能です。しかし、異なるタイプのキーが登録されていた場合、 "from=" オプションを適切に処理できないという脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 2.5.2 およびそれ以前
  • OpenSSH 2.9p2 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  
  • Red Hat Linux 7.2  

想定される影響

アクセスが許可されていないホストから、公開鍵でログインを受け付けてしまう可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD
  • OpenBSD : Top Page (2007/01/04 現在 本脆弱性に関する情報は確認できませんでした)
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2001-0816
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2001-0816
  2. SecurityFocus : 3369
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載