【活用ガイド】

JVNDB-2001-000073

Sendmail の 特定のシグナル処理における競合状態の脆弱性

概要

sendmail には、 SIGTERM や SIGINT などの特定のシグナル処理を行う際に用いるシグナルハンドラに脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Sendmail Consortium
  • sendmail 8.11.3 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Linux 5.2  
  • Red Hat Linux 6.2  
  • Red Hat Linux 7.0  
  • Red Hat Linux 7.1  

想定される影響

Sendmail には、シグナルハンドラにおいて資源の競合状態に陥り、 root 権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (sendmail 8.11.4 で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Sendmail Consortium レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2001-1349
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2001-1349
  2. SecurityFocus : 2794
  3. ISS X-Force Database : 6633
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載