【活用ガイド】

JVNDB-2001-000053

IPTables の FTP Stateful Inspection における任意のフィルタルールが挿入される脆弱性

概要

FTP と ftp-data プロトコルの中継に用いられる iptables のモジュールは、 FTP の PORT コマンドが利用された場合、RELATED へさらに許可ルールを追加し、結果として iptables で設定されたアクセスコントロールは回避され、本来の意図とは異なる方向のコネクションを確立されてしまう脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Linux 7.1  

想定される影響

ファイアウォールで保護されたネットワーク内へ、任意のポート宛てにコネクションを確立される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2001-0405
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2001-0405
  2. SecurityFocus : 2602
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載