【活用ガイド】

JVNDB-2001-000012

BＩND の Transaction Signatures におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

BIND の Transaction Signature (TSIG) の処理には、エラー応答を返すために設計されたコードにおいて、リクエストされたバッファの大きさに対するチェックが不適切であるため、バッファオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM AIX 4.3 
ISC, Inc.
  • BIND 8.2 - 8.2.2-P7 (8.2.3 未満)
サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 8 (sparc) 
  • Sun Solaris 8 (x86) 
レッドハット
  • Red Hat Linux 5.2  
  • Red Hat Linux 6.0  
  • Red Hat Linux 7.0  

想定される影響

root 権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM ISC, Inc. サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 26965
  • Sun Security Bulletin : #00204
  • Sun Security Bulletin 日本語版 : #00204
レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2001-0010
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2001-0010
  2. CERT Advisory : CA-2001-02
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#196945
  4. SecurityFocus : 2302
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載

公表日2001/01/29
登録日2007/04/01
最終更新日2007/04/01