JVNDB-2000-000090
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Microsoft Windows の Netmon にプロトコル処理不備によるバッファオーバーフローの脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Windows NT 4.0 と Windows 2000 及び Systems Management Server (SMS) 1.2 と 2.0 に同梱されている Network Monitor ツール (Netmon) は、ネットワーク上の全てのトラフィックの収集・解析を行うことができます。
この Netmon にはいくつかの DLL が含まれますが、このうち、"browser.dll" にはセキュリティ上の問題があります。悪意ある攻撃者はこの DLL に含まれている様々な関数を利用してバッファオーバーフローを発生させ、 Netmon の実行されているターゲットホスト上で任意のコードを実行することが可能です。 Netmon の実行には管理者権限が必要となります。したがって、この任意のコードは管理者権限で実行されてしまうため、ターゲットとなってしまったホストを完全にコントロールされてしまう可能性があります。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): 部分的
- 可用性への影響(A): 部分的
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マイクロソフト
- Microsoft Windows 2000 Server
- Microsoft Windows 2000 Advanced Server
- Microsoft Windows NT 4.0 (server)
- Microsoft Windows NT 4.0 (server) Enterprise Edition
- Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv)
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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マイクロソフト
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2000-0817
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2000-0817
- SecurityFocus : 1882
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