【活用ガイド】

JVNDB-2000-000083

Red Hat Linux の Ping におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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Unix/Linux システム上においては、raw ソケットを開く必要があるため (ICMP を送受信するために)、setuid root で Ping ユーティリティは通常インストールされます。特定のバージョンの RedHat Linux に付随する Ping はバッファオーバーフローを発生させてしまう問題があります。この問題を悪意あるローカルのユーザに利用されてしまった場合、 root 権限を奪取されてしまう可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • Red Hat Linux 6.2  
  • Red Hat Linux 7.0  

想定される影響

本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2000-1214
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2000-1214
  2. SecurityFocus : 1813
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載