JVNDB-2000-000074
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Red Hat Linux の tmpwatch におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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本脆弱性情報は、同時期に公開された複数の脆弱性について、まとめて解説したものです。タイトル以外の他の脆弱性情報の内容が含まれていますので予めご了承ください。
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tempwatchは特定の周期毎に/tmpの内容を消去するユーティリティです。
RedHat Linux 6.1, 6,2, 7.0に同梱されているこのソフトウェアではサブディレクトリ内をたどって処理を行うためにfork()が利用されています。もし大量のサブディレクトリが/tmpに作成されていた場合、システムプロセステーブルが一杯となりシステムは再起動してしまいます。また、このソフトウェアではユーザに消去前の確認処理を行わせるためにfuserコマンドをsystem()を介して呼び出し可能です。しかし、system()の利用手順が適切ではないために権限の昇格がローカルから可能になってしまいます。
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CVSS v2 による深刻度 基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
- 攻撃元区分: ローカル
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 部分的
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レッドハット
- Red Hat Linux 6.2
- Red Hat Linux 7.0
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本脆弱性に伴う影響については、「概要」をご参照ください。
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ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
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レッドハット
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- その他(CWE-Other) [NVD評価]
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- CVE-2000-0829
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- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2000-0829
- SecurityFocus : 1664
- SecurityFocus : 1785
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