【活用ガイド】

JVNDB-2008-001467

Windows 版 Safari が Internet Explorer のゾーン設定にもとづきダウンロードしたファイルを自動的に実行する問題

概要

Windows 版 Safari は Internet Explorer のゾーン設定を参照しており、その設定内容によってはダウンロードしたファイルを自動的に実行する問題があります。その結果、遠隔の第三者により任意のコードを実行される可能性があります。


Windows 版 Safari では、Internet Explorer 7 のゾーン設定で「アプリケーションと安全でないファイルの起動」の設定が有効である、もしくは Internet Explorer 6 のゾーン設定で「ローカルイントラネット」あるいは「信頼済みサイト」に該当するサイトに対しては、ダウンロードした実行ファイルを自動的に起動します。


とくに、Internet Explorer 6 のゾーン設定においては実行ファイルのダウンロードと起動が許可される設定になっていますが、設定画面上はこの項目が表示されません。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


アップル
  • Safari for Windows バージョン 3.1.1 およびそれ以前

想定される影響

遠隔の第三者により任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
本脆弱性の修正版である Safari 3.1.2 for Windows がベンダより公開されています。影響をうける製品のユーザは速やかに上記対策版にアップデートすることを推奨します。
ベンダ情報

アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-2306
参考情報

  1. JVN : JVNVU#127185
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-2306
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#127185
更新履歴

  • [2008年07月11日]
      掲載