【活用ガイド】

JVNDB-2008-001383

複数の Red Hat 製品の vsftpd におけるメモリリークの脆弱性

概要

複数の Red Hat 製品に同梱される vsftpd には、大量の CWD コマンドの取り扱いに不備があり、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.1 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Fedora Project
  • Fedora 8 未満
Foresight Linux Project
  • Foresight Linux
rPath, Inc
  • rPath Linux 2
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 

想定される影響

第三者により、大量のメモリ領域消費され、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Fedora Project Foresight Linux Project rPath, Inc ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-5962
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-5962
  2. SecurityFocus : 29322
  3. SecurityTracker : 1020079
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-1600
更新履歴

  • [2008年06月16日]
      掲載
    [2008年08月13日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス(vsftpd-2.0.5-12.1AX)の情報を追加
      ベンダ情報:ミラクル・リナックス(vsftpd-2.0.5-12.1AX)を追加