【活用ガイド】

JVNDB-2008-001354

Wonderware SuiteLink における NULL ポインタ参照の脆弱性

概要

Wonderware SuiteLink には細工された TCP パケットを処理する際にサービス運用妨害 (DoS) を受ける可能性のある脆弱性が存在します。

Wonderware SuiteLink は制御系システムで用いられているプロトコルです。このプロトコルを実装した Wonderware SuiteLink Service(slssvc.exe)は、Windows 上のサービスとして 5413/tcp を使って通信を行います。

Wonderware SuiteLink Service(slssvc.exe) には TCP パケットの処理に問題があり、細工されたパケットを受け取るとサービスが停止する可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wonderware
  • SuiteLink version 2.0 Patch 01 より前のバージョン

想定される影響

遠隔の第三者によりサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性があります。
対策

[アップデートする]
本脆弱性への対策として Wonderware SuiteLink version 2.0 Patch 01 が提供されています。Wonderware SuiteLink のユーザは Wonderware Tech Alert 106 および Wonderware Security Manual - Securing Industrial Control Systems で詳細を確認の上、アップデートすることを推奨します。
ベンダ情報

Wonderware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-2005
参考情報

  1. JVN : JVNVU#596268
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-2005
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#596268
  4. SecurityFocus : 28974
  5. SecurityTracker : SA30063
更新履歴

  • [2008年05月30日]
      掲載