【活用ガイド】

JVNDB-2008-001265

Microsoft Office Project において任意のコードが実行可能な脆弱性

概要

Microsoft Office Project には、遠隔の第三者により細工されたファイルを処理する際に任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

Microsoft Security Bulletin MS08-018の説明によるとその原因は以下の通りです。

Microsoft Project が Project ファイルを表示する際に、メモリのリソースの割り当てを正しく検証しないことが原因で起こります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Project 2000
  • Microsoft Project 2002
  • Microsoft Project 2003

想定される影響

遠隔の第三者により任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
マイクロソフトは本脆弱性の修正モジュールを提供しています。詳しくは、MS08-018 をご参照ください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS08-018
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS08-018
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS08-018e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1088
参考情報

  1. JVN : JVNVU#155563
  2. JVN : JVNTA08-099A
  3. JVN Status Tracking Notes : TRTA08-099A
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1088
  5. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2008-0006
  6. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  7. US-CERT Cyber Security Alerts : SA08-099A
  8. US-CERT Vulnerability Note : VU#155563
  9. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA08-099A
  10. Secunia Advisory : SA29690
  11. SecurityFocus : 28607
  12. ISS X-Force Database : 41447
  13. SecurityTracker : 1019797
  14. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-1142
更新履歴

  • [2008年04月24日]
      掲載