【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2008-000039

iPod touch および iPhone に搭載されている Safari において証明書が不正に受け入れられる脆弱性

概要

iPod touch および iPhone に搭載されているウェブブラウザである Safari には、サーバ証明書が不正に受け入れられる脆弱性が存在します。

Apple が提供する iPod touch および iPhone には、ウェブブラウザとして同社が提供する Safari が搭載されています。iPod touch および iPhone 搭載のSafari には、SSL/TLS 接続時に、ユーザが許可していないのにもかかわらず、証明書を受け入れてしまう脆弱性が存在します。

JPCERT/CC が確認したところ、2008年7月11日に発売された iPhone 3G(iPhone OS 2.0)は本脆弱性の影響を受けません。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者: 高木 浩光 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


アップル
  • iPhone v1.0 から v1.1.4 まで
  • iPod touch v1.1 から v1.1.4 まで

想定される影響

ユーザが許可していないサーバー証明書がユーザの意図にかかわらず受け入れられてしまうため、中間者攻撃による SSL 通信の盗聴などが行なわれる可能性があります。
対策

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ベンダ情報

アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1589
参考情報

  1. JVN : JVN#88676089
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1589
更新履歴

  • [2008年07月14日]
      掲載