【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2007-000598

Apache Tomcat の Host Manager におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

The Apache Software Foundation が提供する Apache Tomcat には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

The Apache Software Foundation が提供する Apache Tomcat は、Java Servlet と JavaServer Pages のサーバ実装です。
Apache Tomcat の Host Manager には、Host Manager Servlet がデータ表示前にフィルタリングを行わないため、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 5.5.0 to 5.5.24
  • Apache Tomcat 6.0.0 to 6.0.13
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
  • HP-UX 11.31 
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3 (x86) 
  • Asianux Server 3 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

Apache Tomcat の Host Manager にログインしているユーザのブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

Apache Tomcat 6.0.x をお使いの場合は、開発者が提供している情報を元に Apache Tomcat 6.0.14 へアップデートしてください。

Apache Tomcat 5.5.x をお使いの場合は、現在開発者による最新版が提供されていないため、ワークアラウンドを実施してください。
この問題は、Host Manager での作業終了の度にログアウトする(ブラウザを閉じる)ことで緩和されます。
ベンダ情報

Apache Software Foundation ヒューレット・パッカード ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3386
参考情報

  1. JVN : JVN#59851336
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3386
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_59851336
  4. Secunia Advisory : SA26465
  5. SecurityFocus : 25314
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2880
更新履歴

  • [2007年08月24日]
      掲載
    [2007年10月02日]
      影響を受けるシステム: レッドハット (RHSA-2007:0871) を更新しました。
      ベンダ情報: レッドハットの情報 (RHSA-2007:0871) を追加しました。
    [2007年10月12日]
      影響を受けるシステム:ヒューレット・パッカード (HPSBUX02262) の情報追加。
      ベンダ情報: ヒューレット・パッカード (HPSBUX02262) 追加。
    [2007年12月11日]
      影響を受けるシステム:ミラクル・リナックス (tomcat5-5.5.23-0jpp.3.0.2.1AX) の情報追加。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックス (tomcat5-5.5.23-0jpp.3.0.2.1AX) 追加。