【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2007-000446

Internet Explorer における MHTML により任意のスクリプトが実行される脆弱性

概要

Internet Explorer には、MHTML (MIME Encapsulation of Aggregate HTML) により任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

Internet Explorer には、MHTML (MIME Encapsulation of Aggregate HTML) でウェブサイトにアクセスする際に、ファイルの種類を判別することなく MHTML 形式として処理するため、MHTML でアクセスすることでエンコードされたスクリプトが実行される問題があります。


この問題は Internet Explorer で MHTML の処理に使用している Outlook Express のコンポーネントに原因があり、修正は Outlook Express で行われています。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Outlook Express 6
  • Microsoft Windows メール
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows Vista
  • Microsoft Windows Vista (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

ユーザのブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS07-034
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS07-034
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS07-034e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-2225
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-163A
  2. JVN : JVN#27203006
  3. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-163A
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-2225
  5. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0014
  6. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  7. US-CERT Cyber Security Alerts : SA07-163A
  8. US-CERT Vulnerability Note : VU#682825
  9. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-163A
  10. IPA セキュリティセンター : JVN_27203006
  11. Secunia Advisory : SA25639
  12. SecurityFocus : 24392
  13. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2154
更新履歴

  • [2007年06月19日]
      掲載