【活用ガイド】

JVNDB-2007-000158

Cisco PIX/ASA の不正な TCP パケット処理によるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco PIX 500 シリーズおよび Cisco ASA 5500 シリーズ セキュリティアプライアンスには、"inspect ftp" あるいは "inspect http" などの特定の TCP ベース プロトコルの検査機能が有効な場合、不正な TCP パケットを処理することでデバイスが再起動を引き起こす脆弱性が存在します。

シスコシステムズの情報によると、TCP ベース プロトコルの検査機能はデフォルトで有効化されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco PIX/ASA 7.2  (7.2.2 のみ)

想定される影響

第三者が細工した TCP パケットを処理することで、デバイスがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0959
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0959
  2. Secunia Advisory : SA24160
  3. SecurityFocus : 22561
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0608
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載