【活用ガイド】

JVNDB-2007-000142

Cisco PIX/ASA および FWSM の不正な HTTP トラフィックによるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco PIX 500 シリーズおよび Cisco ASA 5500 シリーズ セキュリティアプライアンス、Cisco Firewall Services Module (FWSM) には、"inspect http " (高度な HTTP 検査) が有効な場合に、不正な HTTP トラフィックを処理することでデバイスが再起動を引き起こす脆弱性が存在します。

なお、シスコシステムズの情報によると、高度な HTTP 検査機能はデフォルトでは無効化されおり、通常の "inspect http" (HTTP 検査) は影響を受けないことが報告されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco Firewall Services Module (FWSM) 3.x
  • Cisco PIX/ASA 7.0  
  • Cisco PIX/ASA 7.1  

想定される影響

第三者が細工した HTTP リクエストを処理することで、デバイスがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0962
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0962
  2. Secunia Advisory : SA24160
  3. SecurityFocus : 22561
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0608
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載