【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2006-000392

Ruby において、特定メソッドの問題でセーフレベル 4 がサンドボックスとして機能しない脆弱性

概要

Ruby 言語には、信頼できないオブジェクトの操作を制限するセキュリティモデルのひとつとして「セーフレベル」が存在しています。この「セーフレベル」の設定を回避して、本来呼び出すことのできないメソッドを実行される脆弱性が確認されています。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 1.6.8以前の全てのバージョン
  • Ruby 1.8.4以前の全てのバージョン
  • Ruby 2006-06-10以前のバージョン 開発版(1.9系)
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

サーバ・アプリケーションにおいて汚染されていないオブジェクトの状態を、意図せず変更されてしまう可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3694
参考情報

  1. JVN : JVN#13947696
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3694
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_13947696
  4. Secunia Advisory : SA21009
  5. SecurityFocus : 18944
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-2760
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載