【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000795

HTTPD-User-Manage におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

HTTPD-User-Manage は、ウェブサーバのユーザ認証情報の操作のための Perl モジュールです。HTTPD-User-Manage には、CGI で入力文字列の検査処理が適正に行われないことによる、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

なお、データベースを操作するためのライブラリのみを使用する場合には、この問題は発生しません。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: 株式会社インターネットイニシアティブ 堂前 清隆 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Lincoln D. Stein
  • HTTPD-User-Manage 1.62 およびそれ以前

想定される影響

HTTPD-User-Manage にアクセスできるユーザのブラウザ上で、悪意あるスクリプトを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Lincoln D. Stein
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#30451602
  2. IPA セキュリティセンター : JVN_30451602
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載