【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000777

tDiary におけるクロスサイト・リクエスト・フォージェリの脆弱性

概要

tDiary 開発プロジェクトにより提供されている Web 日記支援ソフト tDiary には、クロスサイト・リクエスト・フォージェリ (Cross Site Request Forgeries, CSRF)が可能な脆弱性が存在します。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: 産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター 大岩 寛氏, 高木 浩光氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


tDiary開発プロジェクト
  • tDiary 2.0.1 およびそれ以前
  • tDiary 2.1.1

想定される影響

正規ユーザが悪意あるページを読み込んだ場合、日記の本文が改ざんもしくは削除されたり、tDiary の設定が変更される危険性があります。また、その際に tDiary が動作する Web サーバ上で任意のスクリプトやコマンドが tDiary の実行権限にて実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

tDiary開発プロジェクト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-2411
参考情報

  1. JVN : JVN#60776919
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-2411
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_60776919
  4. Secunia Advisory : SA16329
  5. SecurityFocus : 14500
  6. ISS X-Force Database : 21735
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載