【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000537

Webmin および Usermin における認証回避の脆弱性

概要

ウェブベースの UNIX 用システム管理ツールである Webmin および Usermin には、PAM 認証を利用している場合、遠隔の第三者が、Webmin および Usermin の認証を回避できる脆弱性があります。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 山崎 圭吾 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Webmin Project
  • Usermin Version 1.130 から 1.150
  • Webmin Version 1.200 から 1.220
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 

想定される影響

第三者により、Webmin および Usermin の認証を回避されます。その結果、ルート権限で任意のコマンドを実行される可能性があります
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Webmin Project ミラクル・リナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-3042
参考情報

  1. JVN : JVN#40940493
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-3042
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_40940493
  4. Secunia Advisory : SA16858
  5. SecurityFocus : 14889
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2005-1791
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2007年05月14日]
      影響を受けるシステムを更新しました。
      ベンダ情報: ミラクル・リナックスの情報を追加しました。