【活用ガイド】

JVNDB-2019-002705

Microsoft Exchange Server におけるなりすまされる脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server には、Outlook Web Access (OWA) が Web リクエストの適切な処理に失敗した場合、なりすまされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Microsoft Exchange のなりすましの脆弱性」として公開しています。

本脆弱性は、CVE-2019-0858 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2010 Service Pack 3
  • Microsoft Exchange Server 2013 Cumulative Update 22
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 11
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 12
  • Microsoft Exchange Server 2019
  • Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 1

想定される影響

なりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. データ処理(CWE-19) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-0817
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-0817
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2019年4月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2019-0015
更新履歴

  • [2019年04月19日]
      掲載