【活用ガイド】

JVNDB-1999-000024

MDAC において Microsoft IIS システム上で任意のコマンドを実行される脆弱性

概要

Microsoft Data Access Components (MDAC) のサブコンポーネント RDS DataFactory オブジェクトにより、Microsoft IIS が動作しているサーバへ不正アクセスを許してしまう脆弱性が存在します。
なお、影響を受ける MDAC 1.5 および 2.0 は Microsoft IIS と同様に Micorsoft Windows NT 4.0 Option Pack に含まれています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft IIS 3.0
  • Microsoft IIS 4.0
  • Microsoft Windows NT 4.0 (server) 
  • Microsoft Windows NT 4.0 (terminal_srv) 

想定される影響

Microsoft IIS 3.x および 4.x が動作しているサーバ上に MDAC がインストールされている場合、任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS99-025
  • Microsoft Security Bulletin : MS98-004
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-1999-1011
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-1999-1011
  2. CIAC Bulletins : j-054
  3. Open Vulnerability and Assessment Language (OVAL) : 272
  4. SecurityFocus : 529
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載