【活用ガイド】

JVNDB-2017-010767

OpenSSL における脆弱性

概要

OpenSSL の "エラー状態 (error state)" メカニズムは、SSL_read() または SSL_write() 関数が直接呼び出された場合、正しく動作しないため、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Debian
  • Debian GNU/Linux 9.0
OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.0.2b から 1.0.2m

想定される影響

不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian NetApp OpenSSL Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. エラー処理(CWE-388) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2017-3737
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2017-3737
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-18-226-02
更新履歴

  • [2017年12月25日]
      掲載
  • [2019年04月10日]
      参考情報:ICS-CERT ADVISORY (ICSA-18-226-02) を追加