【活用ガイド】

JVNDB-2016-007933

OpenSSH の sshd におけるユーザを列挙される脆弱性

概要

OpenSSH の sshd は、ユーザパスワードのハッシュに SHA256 または SHA512 を使用している場合、ユーザ名が存在しない場合には静的パスワードに BLOWFISH ハッシュを使用するため、ユーザを列挙される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenBSD
  • OpenSSH 7.3 未満

想定される影響

リモートの攻撃者により、過度に大きいパスワードを提供された際のレスポンスのタイミングの差を利用されることで、ユーザを列挙される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2016-6210
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2016-6210
  2. 関連文書 : opensshd - user enumeration
更新履歴

  • [2017年03月30日]
      掲載