【活用ガイド】

JVNDB-2015-006448

複数の Cisco 製品のシリアル化されたオブジェクトのインターフェースにおける任意のコマンドを実行される脆弱性

概要

複数の Cisco 製品のシリアル化されたオブジェクトのインターフェースには、任意のコマンドを実行される脆弱性が存在します。

本件は、Apache Commons Collections (ACC) ライブラリの問題に関する脆弱性です。

補足情報 : CWE による脆弱性タイプは、CWE-502: Deserialization of Untrusted Data (信頼性のないデータのデシリアライゼーション) と識別されています。
http://cwe.mitre.org/data/definitions/502.html
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Commons Collections 3.2.1 およびそれ以前
  • Apache Commons Collections 4.0 およびそれ以前
日本電気
  • CapsSuite
  • InfoFrame Relational Store
  • SystemDirector Enterprise
  • WebOTX

複数の Cisco 製品が本脆弱性の影響を受けます。
詳細についてはベンダが提供する情報 cisco-sa-20151209-java-deserialization をご確認ください。
本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたシリアル化された Java オブジェクトを介して、任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation シスコシステムズ 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV16-002
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2015-6420
参考情報

  1. JVN : JVNVU#94276522
  2. JVN : JVNVU#96340370
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2015-6420
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#576313
更新履歴

  • [2015年12月18日]
      掲載
    [2016年04月05日] 
      ベンダ情報:不要なリンク情報を削除
    [2017年11月09日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日本電気 (NV16-002) を追加
    [2018年02月07日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報 (NV16-002) の更新に伴い内容を更新
  • [2018年09月28日]
      参考情報:JVN (JVNVU#96340370) を追加