【活用ガイド】

JVNDB-2012-005306

INN の nnrpd における暗号化されたセッションにコマンドを挿入される脆弱性

概要

INN の nnrpd 内の STARTTLS の実装は、I/O バッファリングを適切に制限しないため、暗号化されたセッションにコマンドを挿入される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2011-0411 と類似した脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • INN 2.5.3 未満

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、TLS が確立された後に処理される平文コマンドを送信されることで、暗号化されたセッションにコマンドを挿入される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ISC, Inc. Mandriva, Inc. openSUSE project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-3523
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-3523
更新履歴

  • [2012年11月13日]
      掲載