【活用ガイド】

JVNDB-2007-000112

Cisco IOS の SIP パケット処理によるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

SIP (Session Initiated Protocol) サービスをサポートする Cisco IOS において、巧妙に細工された SIP パケットをポート 5060/UDP を介して処理することで、デバイスがクラッシュする脆弱性が存在します。

なお、シスコシステムズの情報によると、影響を受ける特定のバージョンにおいて不要にもかかわらず SIP ポート (5060/TCP,UDP) がデフォルトでオープンしている状態であることが報告されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.3 
  • Cisco IOS 12.4 

想定される影響

第三者が細工した SIP パケットを処理することで、SIP サービスが動作する Cisco IOS デバイスがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0648
参考情報

  1. JVN : JVNVU#438176
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0648
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0003
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#438176
  5. Secunia Advisory : SA23978
  6. SecurityFocus : 22330
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0428
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載