【活用ガイド】

JVNDB-2007-000080

Cisco IOS の不正な IPv6 ルーティングヘッダによるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco IOS には、Routing Type が 0 の不正なルーティングヘッダを含む IPv6 パケットを処理した場合に Cisco IOS が動作するデバイスがクラッシュする脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.0 
  • Cisco IOS 12.1 
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco IOS 12.3 
  • Cisco IOS 12.4 

想定される影響

第三者が巧妙に細工した IPv6 パケットを処理することで IPv6 を有効にするデバイスがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
なおシスコシステムズの情報によると、潜在的に任意のコードを実行される可能性があると報告されています。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0481
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-024A
  2. JVN : JVNVU#274760
  3. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-024A
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0481
  5. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0002
  6. US-CERT Vulnerability Note : VU#274760
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-024A
  8. Secunia Advisory : SA23867
  9. SecurityFocus : 22210
  10. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0329
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載