【活用ガイド】

JVNDB-2007-000079

Cisco IOS の不正な IP オプションを含む IP ヘッダによる脆弱性

概要

Cisco IOS および Cisco IOS XR には、不正な IP オプションを含む IP ヘッダを持つ特定のプロトコルのパケット (ICMP,PIMv2,PGM,URD) の処理に関する脆弱性が存在します。

なお、シスコシステムズの情報によると Cisco IOS については以下の影響バージョン 12.X に加え、Cisco IOS 9.x, 10.x, 11.x にも影響があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 12.0 
  • Cisco IOS 12.1 
  • Cisco IOS 12.2 
  • Cisco IOS 12.3 
  • Cisco IOS 12.4 
  • Cisco IOS XR 2.0.x
  • Cisco IOS XR 3.0.x
  • Cisco IOS XR 3.2.x

想定される影響

第三者が巧妙に細工したパケットを処理することで任意のコードを実行される、あるいは Cisco IOS が動作するデバイスがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0480
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-024A
  2. JVN : JVNVU#341288
  3. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-024A
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0480
  5. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0002
  6. US-CERT Vulnerability Note : VU#341288
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-024A
  8. Secunia Advisory : SA23867
  9. SecurityFocus : 22211
  10. SecurityTracker : 1017555
  11. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0329
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載